御魂磨き
心が
擦れて擦れて擦り切れるほどに
痛みを感じ
だからこそ癒やしを知る
そして再び立ち上がり
心が擦り切れる痛みに耐えて
ようやく御魂は磨かれる
痛みを知り
悲しみを知り
怒りを乗り越えて
慈しみへとたどり着く
勝てる時だけ戦うは
勝てばいいというだけの
曇った我良し御魂となりゆく
お利口さんは賢さに非ず
賢(さか)しき小さな心である
神上がれるもの上がれぬもの
その差は御魂の輝きである
擦り切れるほどの生き様が
御魂を磨いてゆくのである
痛みから逃げ
悲しみから逃げ
怒りと癇癪(かんしゃく)取り違い
その先にある慈愛の光に
たどり着けるわけもなく
慈愛の光は磨けた御魂に宿りし神の贈り物
擦り切れた人の心をいたわる
神の癒やしの湧き水の如く
心を満たしてゆくものである
賢(さか)しさは
知恵の実を食べたイヴの罪
誠曇らせたる知恵を
磨いて祓うが御魂磨き
知恵の叢雲出ずるより先に
誠の光を現す御魂に還るため
湧き立つ知恵の罪穢れ
祓うが御魂磨きなり
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