【情けを許さぬ愛】~『絆』を見つける蟹座満月(12月27日) 《癒奏術・山桜の章》
最後まで しつこく残る 情けの心
「家族」という『甘え』に乗じる情け心
情け心の重たき思い 家族という名に甘えたり
背負い背負わされ 絡み絡まれて
身動きとれぬ 有り様となる
情けで縛る親心 情けでもたれる子供心
血の繋がりを「枷」にして 情けの水を取り合う心
愛の仮面をかぶった情け 愛無き情け心なり
情けで歪んだおのれの穢れ 愛の仮面で穢れを渡す
穢れが巡る家族の絆 末代続く糸となる
家族だからこそ情けが要らぬ 情け捨てても絆は切れぬ
切れぬ絆は巡りある道
穢れ放てば穢れが返る 愛を放てば愛が返る
愛と情けを立て分けて 情けを捨てて愛を持つ
愛の炎で情けの水を 干して乾かし淀みを祓う
喜怒哀楽が巡らぬは 情け心の淀みなり
怒り続くか 哀しみ続くか 喜びばかりを追いかけまわすか
巡らぬ思いあるならば 淀み穢れがあると知れ
怒りが湧き続けるならば おのれの心に恐れあり
恐れが消えねば怒りは巡らぬ 喜び迎えることはない
恐れが湧き続けるならば おのれの心に哀しみがある
哀しき思いを抱き続けて 恐ればかりが湧き続ける
喜びばかり追いかける心 締り無き心の緒が元ぞ
恐れから喜びへ逃げるは 巡りを壊す歪みなり
家族が愛を育めぬなら 他人と愛など育めぬ
愛を学ぶは家族が初め そこが歪めばすべてが歪む
家族の縁(えにし) 家族の絆 無条件の愛がある
それをしかりと見つけ出せねば 愛を求めて彷徨うばかり
愛を求めているつもりでも 知らず知らずに情けを求む
家族という「根」が情けの水で ふやけ腐れているからぞ
根から養分取れぬから 枝葉で巻きつき根の代わりにして
他人に絡む情けの蔦(つた)は 根っこの腐れをまき散らす
しかとその根を大地に張って しかと立たねば花咲かぬ
水浸しのぬかるんだ大地に 愛は育たず花咲かぬ
少しの水と陽の光 木々と生き物調和して
春夏秋冬 雨風嵐 揺らがぬ大地に根を張る木となる
愛は常に巡るもの 止まった時間は情けの蔦が
絡んで巡りを止めたもの ゆえに情けを断ちて巡らせ
巡るが調和 巡るが愛 春夏秋冬巡る如くに
喜怒哀楽を巡らせるが愛
怒りは風 喜びは陽だまり 哀しみは雨 恐れは雪
巡れば恵みの善となり 執着すれば悪(灰汁)となる
悪(灰汁)が染み出し淀んだ水が 情け心の穢れ水
祓うは転化 転化は巡り 情けの蔦を切って巡らせ
春夏秋冬巡る季節を 受けて味わうから生きている
喜怒哀楽の巡る思いも 受けて味わうから活きる
味わわぬから知らぬまま 善悪貼り付け歪めるばかり
喜怒哀楽の中にある 愛を知らぬから歪めるばかり
怒りの中の愛を知る 喜びの中の愛を知る
哀しみの中の愛を知る 恐れの中の愛を知る
切れぬ絆の家族なればこそ 知れる道であるはずなのに
絆が見えぬほどに曇りた 心に湧いた叢雲は
情けがくすぶり煙る忌火 絡まる蔦で塞がれた眼(まなこ)
自分の中の絆さえ 見失いたりて恐れが根付く
他者の絆を信じられぬは 自分の絆が見えぬから
絆が何かさえわからねば 見つけることなど出来はせぬ
それが見つかるまで掃除洗濯 心の情け 蔦 淀み
部屋を大掃除する如くに 心の中の要らぬ思いを
捨てて捨てて整理して 埃をかぶった絆を見つけ
綺麗に磨いて結び直して 二度と手放すことなかれ
家族の絆は血に宿る
気(霊)に宿り
津(身)に宿り
名(魂)に確と宿る
宿っているもの切れはせぬ 情けを捨てても切れはせぬ
切れぬものを恐れているのは 絆ではなく情けなり
絆が切れれば切れるもの 絆以外の切れるもの
家族という情けの蔦に 絡んだ別のものに執着す
家か 金か 財産か それは情けの蔦なるに
それを絆と思いしが 歪み淀んで穢れを産む
愛の在処 絆の在処 在処知らねば無きことに同じ
愛も絆も『結ぶ』もの 臍の緒切れて最初に『結ぶ』
生きて産まれた時に結ばれる けっして切れぬ『結び』なり
産まれたことが『結び』なり 天上天下 尊き『結び』
愛と絆の『結び』の先に 【神】との切れぬ『結び』在る
尊き【結び』 命の『結び』 神の『御言』の絆なり
確と掃除洗濯をして 絆を見つけて磨かれよ
けっして切れぬ絆なればこそ 恐れることなど無いものである
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