九分九分九厘の最後の仕掛け 《癒奏術・山桜の章》




闇がどんどん暴かれていると 歓喜するもの数多あるが

それも彼らの予定行 悪神たちの予定行

あえて闇を暴かせて 古き悪を壊し行く

壊れ行く闇が【神】を巻き込み ともに渦の底へと沈む

すべては彼らの予定行 悪神たちの予定行



バチカンの地下に悪魔崇拝 闇を暴いて神を道連れ

宗教宗派は崩れる闇と ともに沈んでゆく運命



闇が暴かれ歓喜して 神を道連れして歓喜して

新たな夜明けが訪れる 自由、平等、博愛の世界




崩れた過去に立ち尽くし 歓喜から覚めた人々は

自分の行き先わからずに 茫然自失となるばかり


されど光が差し染めて 「さあこちらです」と導かれ

希望に満ちた新たな世界 自由、平等、博愛の世界


誰も彼もが平等に 分け与えられるお恵みで

自由を生きる新たな世界 博愛主義の平等世界


夢と希望に導かれ 光差す方へ進みゆく

進んだ先は檻の中 誰もが等しく檻の中


ご主人様に仕えなば お恵みいただき自由を謳歌

不平不満の無きように 誰も彼もが平等世界




九分九分九厘 整うた 悪神たちの最後の仕上げ

誰もが等しく「家畜」と飼われる 犬猫のように自由な世界


神など居ない平面世界 上下の差別のない世界

誰もが等しく家畜たる お恵み頂く嬉しき世界



闇を暴いておるものは 闇の根源たる者ら

闇と神を抱き合わせ この世と神世を切り離す



情けに釣られる人々は 情けに報いる「情報」に

釣られて行列つくりて進む 情けに釣られてただ進む



不公平に囚われて 悪平等に釣られゆく

神の情けに囚われて 悪のお情けに釣られゆく


自由を知らぬ者たちは 初めての自由を与えられて

これぞ自由と歓喜して 選ばされていること知らぬまま


愛と情けがわからぬゆえに 悪のお情けありがたや

真の平等知らぬゆえ 「同じだからとありがたや





そろそろ整う九分九分九厘 闇を暴いて歓喜する人

それが最後の総仕上げ 畜産世界の総仕上げ



マリー王妃を殺したは 人の情けの餓鬼の群れ

情けに報いた悪神に 釣られて闇を暴いた歓喜



同じ仕掛けで引っかかる 人は成長せぬものよ

王妃を殺したその仕掛け 今度は【神】を殺すのぞ




闇を暴いて歓喜して 闇に囚われ誠が見えぬ

誘いの道が出来ているのに 気付かずそちらへ進みおる




もうすぐ整う九分九分九厘 九割八分の人々が

大蛇となって行列つくり 情けに釣られて進む道


悪魔の最後の大仕掛け 神を無きものにする仕掛け

グレンと返りて整う仕掛け 平面世界の平面平等




あちらこちらでグレングレンと 二転三転ひっくり返り

闇が光へひっくり返る されどそれは光ならず


今までの闇がひっくり返り てっきり光と思ったか

闇の裏にもまた闇が 違う光の闇がある



あちら立てればこちらが立たず 二元世界の理(ことわり)は

平面世界の動かぬ理(ことわり) 闇の裏にも闇がある



不平不満に囚われすぎて そこだけ変われば嬉し楽しと

思い込んだが後の祭り 別の闇が溢れ出す



結局未来を見据えずに 過去の闇に囚われすぎて

明日を拓くということを 未来を築くということを

疎かにしたそのツケを 払う時が来ただけぞ

流されるまま流れ来た 渦に呑まれて航海(後悔)終わる