『零』~蘇民将来のゼロ 《癒奏術・三四五》




上位1%と言われる大金持ちたち

俗に「支配者層」などと呼ばれている者たち


彼らは知っている

「金」が如何に無意味であるかという事を・・・



世界は変わろうとしている

世界は終わろうとしている

新しい世界の始まりのために古い世界は終わりを迎える


だからこそ彼らは知っている

「金」で未来が買えないことを

だから「金」が使えるうちに使って

未来を自分たちに都合よく「強制」しようとしているが

それがうまくいかないことも同時に知っている


知ってはいるがやらずにいられない

それは本能からの「あがき」




「金」とは『道具』である

「金」に『価値』を固定させた価値観の世界でのみ使える『道具』

終わろうとしている世界は過去の「価値観」の世界である

だから彼らは知っている

だから彼らは恐れあがいている



いくら「金」という『道具』を使って未来を強制しようとも

古き『価値』の法則に従って創造されたものは消えゆく

それが消え始めた世界であがいているからこそ無意味なあがきであることも嫌と言うほど知っている




いくら予想しても、予言しても、古き『価値観』の土台の上にある「安心」は崩壊する

あがけばあがくほどに、道は閉ざされてゆく



古き土台の善悪も『価値観』でしかないもの

だから終わりを迎える

古き土台にしがみつくほど、古き土台が高いほど、落ちた落差は激しくなる




だから彼らはあがき

古き『価値』の中で新しい土台を造りながら

造った端から壊れ行くのを目の当たりにし

無力さに打ちのめされている


無力であることを認めれば、それが示現するとわかっているから認めず

あがいてあがき続けている

示現する未来を拒みながらあがきつづけている




「零」

蘇民将来の「零」

終わりと始まりの狭間で、新しきを迎えるための「価値」のリセット

「零」になるとはそういうことだ


今までの「価値観」の世界では「無価値」となっていたもの

それを「迎える」のが「蘇民将来」

貧しく薄汚い神と見えるは古き価値

価値を「零」にしたものの目に映るのは「真の神」の姿



古き土台に立っているからいつまでも見えない

新しき世界を彩る神々の風


最初の息吹きを司る🌀は素戔嗚神の蘇民将来

終わりと始まりの狭間の零に

世界を生み出すアワの🌀(ウ)

オノコロと凝り固まり

アワの路(みち)となる手前の🌀


終わりの🌀と 始まりの🌀が交差する「零」


貧しく薄汚き神を迎えたものが迎える朝日は

蘇(素)の神の民となり新たな世界の示現に立ち会う