謀略
国を攻める
そして城を攻める
その時、国内にある、城の周りにある街は被害を受ける
流言を広め
焼き討ちをかけて
城の防備を破壊する
それが今現実に行われていることである
城攻め
とうとうそこまで来てしまった
だが
城攻めが行われていることを知らない市中の人々は
敵と一緒になって日頃の不満を爆発させ
敵の「一部」となって城を攻め立てる
被害にあった我が街は
あの城の者達の責任だ
飛び交う流言飛語に踊らされ
自国の城に敵意を抱く
「まさか敵が城を陥落させるために攻撃を仕掛けている」
などとは夢にも思わず
いつものようにしているつもりで
コントロールされてしまった
軍のコントロールの基本中の基本は
「前に倣え」
「右向け右」
号令一下規則正しく行動すること
それを「コロナ」というもので「調教」した
「調教」されたと知らぬ人々は
我が陣に攻撃を仕掛ける「命令一下」のもと
敵の思惑に乗り攻撃する
「攻撃」することが主体となり
「攻撃目標」が何であるかは重要では無い
それが「調教」
目的を与え遂行させ「褒美」を与える
何十年にわたって「調教」し続けてきたものを
「本番」の前に「実地訓練」を行った
それが「コロナ」
そして八割、九割が訓練で成果を現した
『さあ、では本番だ。訓練の成果を見せよ!』
自国の民を兵に仕立て上げ、自国を攻めさせる
飴と鞭の手綱を握り、鞭で動かし飴で釣り
世界中が内から崩れる
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