【好き】の裏側 ~御統の御魂守りし加護
「好き」の裏に陰陽有り
陰なる「好き」
陽なる「好き」
「貰う」が「好き」の陰なる「好き」
「与える」が「好き」の陽なる「好き」
真逆の作用に一つの言葉
同じ言葉で真逆の作用
「好き」の根っこにあるものが
真逆の「好き」の花咲かす
根を張る大地が天地の違い
与えっぱなしの神の大地に
根を張り咲かせた花は「与える」好きとなり
飢えと渇きの地獄の大地に
根を張り咲かせた花は「貰う」好きとなる
自分の「好き」の根の在処
乾いた砂漠か 潤う森か
砂漠に根を張り「与え」るは
飢えと渇きの下心
潤いの幻の裏に
砂漠に穴掘る蟻地獄
飢えと渇きの餓鬼を使いて
飢えと渇きを広げゆく
満ちているのに「満たされぬ」思い
足りているのに「足らぬ」思い
一時しのぎの「満足」を
繰り返すばかり 螺旋を上がれぬ
あっちふらふら こっちふらふら
今日も「満足」求めて彷徨う
ひとときの甘い砂糖水の
蟻地獄から抜け出せない
天に根を張り「与える」心は
神の巡りの中にあり
神の巡りが循環するゆえ
神の「お役」が花開く
「与える」心の二分の者
そこに群がる九割八分
与える者と貰う者
これが世界の蟻地獄
砂糖水で渇きは弥増し
さらなる渇きを増やしゆく
呑んでも呑んでも潤わぬ
砂漠に開いた毒の花
毒と薬の見分けも付かず
「甘さ」に囚われ「甘さ」を求め
ひとときの愉悦味わいて
覚めれば渇きは弥増しに増す
毒に犯されさらなる毒を
求めて彷徨う餓鬼懸かり
美麗な言葉で装えど
「陰」なる影は隠せぬなり
「甘い水」が欲しいか?
それとも「真水」が欲しいか?
「真水」と嘯(うそぶ)き「甘い水」求め
「甘い」言葉に群がりゆく
飛んで火に入る夏の虫
神に逆らう悪神の
蟻地獄へと誘う水
瀬織津姫は御統の玉(魂)を守りて籠(加護)を編み(網)
二分の御魂を守りて候
もはや二線は近寄り難し
同じ世界に同じ言葉で
真逆の世界となりて候
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