『神を捨てよ』~素戔嗚大神の御言 《癒奏術・龍宮ノ章》
勝手に心の中で思い描いた【神】を捨てよ
それが心の曇りであり、月の鏡の曇りである
その思いが凝りて霊となり、肚の中に頭の中に霊が巣食うておる
情け心が生み出した、情けで染まった【神】を捨てよ
自分の身体の声も聞けぬのに、どうして神の声が聞こえるか
自分の身近な人の心も、掴めずどうして神が掴めるか
自分の心の闇も見えぬのに、どうして神を見分けられるか
自分の欲に振り回されて、見ること聞くことすらおぼつかぬ
動き回るその心を鎮めよ
きょろきょろするその心を鎮めよ
心の軸を知る前に
身体の軸を安定させよ
身体ありて人である
身体ありて霊宿る
身体は瑞の御魂の神が、与えたこの世の宝であるに
それを無視して神など届かぬ
神々様に身体あり この世の礎となる身体あり
五体五臓に五本指 五元が神の理(ことわり)である
だから人も五体に五臓、五本指が備わりし
身体の中に神の理(みち)がある、ゆえに身体の声を聞け
理屈は後から付いてくる、感じることが事はじめ
理屈が先にあるゆえに、感じることが出来ぬのぞ
鏡が曇っているゆえに、感じることが出来ぬのぞ
鏡に焼き付くその【神】を、磨いて綺麗に消すが先
気の巡り 血の巡り 津(水)の巡りを感じきれ
肌の声 骨肉の声 五臓六腑の営みを
聞けぬ心に神は宿らぬ 宿ったところで声は届かぬ
神の声は言葉ならぬ言(こと) 曇り鏡に映るまじ
言葉を先に 理屈を先に 感じることを後回し
鏡の曇りの肖像へ 捻じ曲げ理屈し 誠を失い
感じたものを捻じ曲げて 何でも神にすり替えて
歪んだ神を拝むを止めよ
神人和合は心と身体 心身和合の先にある
心身和合し身霊一致し 心(しん)身(しん)神(しん)が一致する
霊の真ん中に魂あり 身体の真ん中に魄(たましい)あり
魂魄(こんぱく)一致せぬままに 神が現る道理無し
言葉を映すは月鏡 理屈先立てば岩戸閉め
言葉にならぬ言映す 日の鏡は身体の極み
八百万の神々が 住まう五体の隅々に
瑞の御魂の分け御魂 それを無視して何するものぞ
瑞の御魂の龍王神 龍宮城の素戔嗚大神
身体の中に響く声 身体を示現す弥栄の恵み
そのありがたさを忘れ去り 身体を無視して神拝み
願いを聞けども声は届かぬ 闇夜の病み世の人の性(さが)
言葉と理屈で曇り汚れた 月の鏡を掃除せよ
きれいに磨いて曇り晴らして 身体の声を確と聞け
身体の声聞く日の鏡 埃をかぶって汚れおる
きれいに磨いて曇り晴らして 身体の声を確と聞け
心の鏡は水鏡 騒がし心を押し鎮め
波打つ鏡面平らけく 鎮め浄めて言映し
目で聞き耳で見る御言 五感で確と聞きなされ
感じたままに映る影 言が言葉と影映る
わかりたか まずは浄めよ 身体と心
身体濁れば 心も濁る
身体の病みは 心の闇
闇とは何ぞ 病みとは何ぞ
勘違いも甚(はなは)だし 病みがわからず闇はわからぬ
病んだ身体を浄化せねば 心の闇は晴れぬが道理
濁りた川に命無し 濁りた身体の気血水
流れ淀みて濁りたままで 神が映る(移る)道理無し
身体濁りたままにして 心浄まる道理無し
身体の濁り気にせぬ心が この世の濁り気にせぬ道理
濁り気にせぬその心 浄まる道理がどこにある
身体浄めるが世を浄める その行いが心の浄さ
身体は地球と一連一体 身体浄めればわかる道理
身体に対する無関心 世界に対する無関心
神をないがしろにしたままで 神を拝んで何するものぞ
祈りの始めは身体から 身体に意乗(意乗)れば大地と繋がる
大地と繋がるその先に 瑞の御魂の神の声
この世に形を示現する 龍宮城の神々の声
瑞の御魂の対なる神が 厳の御魂の神の火ぞ
火水揃いて神となる 霊身揃いて人(霊止)となる
片端(かたわ)の半端者ばかり 陽陰片端 火水片端
那岐神 那美神 揃わぬままの 岩戸閉じたる世のままぞ
岩戸開くも閉じるも自分 閉じたままでは救えぬ道理
言霊届かず導き届かず 大蛇のように群れ成す大渦
富士と鳴門の分かれ道 晴れと曇り空の分かれ道
富士は晴れたり日本晴れ 鳴門は曇りて雨が降る
心のままに示現する 弥勒世界の始まりは
富士と鳴門の先にある 花咲き始める世界なり
0コメント