【多々羅】~菩薩示現の大阿(亞)の劔 《癒奏術・山桜の章》




煩悩即菩薩


煩悩は 流れの中に 出来た凝りから

流れ渦巻き巡りを変える

湧き立つ渦の真ん中に

悟りの道が開かれる




大阿記ー

蓋(けだ)し兵法者は勝負を争わず、強弱に拘わらず、一歩も出でず、一歩も退かず。敵、我を見ず、我、敵を見ず。天地未分、陰陽到らざる処に徹して、直に功を得べし


勝ち負け、強弱は渦の流れ 進むも引くも 見るも見らるも

常に変転する陰陽 流れに出来た ただの渦

陰陽巡る 渦の真ん中に在る 凝りたる意こそ 在るべく在るもの

中行く道は 渦の真ん中 右と左の真ん中に非ず

中行く道こそ菩薩道 在るべくして在る菩薩道



天地の流れに出来た渦 神の意凝りて 出来た人

天地の縦糸横糸の 意が凝り結ばれた㊉(人)なり


㊉(人)の〇(煩悩) 生命の巡り その十(真ん中)に 神意在り

真中に立てば十(結び)回りて 卍(菩薩)示現の人となる



〇(煩悩)に 振り回されば 巡りは乱れ

右に左に揺れて定まらぬ

頭に真中を置くが煩悩 振り回される道理なり

確と十(真ん中)肚くくり 結び目〆て ㊉(人)となる



天地人の三界の結び (天)_(地)(人)が結ばれて

(神人)となる白山道 百引く一の白(九十九)道


一二三四五六七八「九㊉九」八七六五四三二一


天津祝詞の太(二十)祝詞 ㊉(人)とならねば巡りは途絶える





天津(沖津)島の田心姫

国津(中津)島の湍津姫

人津(辺津)島の市杵島姫

天地人の柱の結び


多々羅の風を踏み鳴らし 鋼の柱 劔を鍛える

大亞へ至る 白山道(九十九道)

菩薩示現の結びの多々羅




コトコト(九十九十)進む 白山道(九十九道)

事代(九十白)主の 神照(かもながら)の道

自分の心の十(真ん中)に 神を照らして柱と据える

中行く道を照らし続ける 天の火明かり 亞(神人)の道