三穂津比売
乙姫殿の後を追っていると非常に楽しい。
そんな中で見つけたもの・・・
それは
「三穂津比売」と「丹生都比売」は同じ神であるということだ。
神仏習合の時に空海が仏教側に取り入れた際、【三穂津比売】を【丹生都比売】と変えた。
そんな「呼び名」を変えるにあたって両者の間にある神の名が【弥富都比売(みふつひめ)】という名である。
出雲の【大国主】の宕神である【三穂津比売】
三輪の【大物主】の宕神である【弥富都比売】
両者は同神である。
さらには全国の【八幡神社】や【春日大社】などで【姫神】として祀られているのも同じである。
そして空海が『大日如来』として習合した神であり、そのときに『名』が変えられて【丹生都比売】となった。
その神は『大日如来』である。
それはつまり『天照大御神』であるということに他ならない。
全国で最も多いと言われる八幡神社で祀られる【比売神】
真言系寺院で祀られる【大日如来】
そして【丹生都比売】
岩戸の中で隠されて祀られる【天照大御神】は日本全国に散らばっている。
だから伊勢の【天照大御神】は『象徴』として別の神が祀られているわけである。
そんな『象徴』として祀られている【天照大御神】を、空海は「岩戸の外」に置くことで表した。
その神は【市杵島姫命】
実際、伊勢に居られたのも紛う方なき【市杵島姫】である。
神世の現実がこの世に映しとなって現れるわけで、だから日本には「象徴天皇」が居られ、「裏天皇」なるものが存在するわけである。
・・・・・以降、続・華厳の道につづく
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