【調和】なるものを阻害するもの ~優越感と劣等感




木火土金水

在りて調和なる

一つ欠ければすべてが消える

一つ強なれば他が弱し

やがてすべてが弱する


木は木なるがゆえ調和する

木が火に寄ればもはや木ならず

木が木ならざれば他も成らざる

個性に特化するがゆえ

調和は保たれる



神々はその個性に特化するがゆえ調和する

木火土金水(きひつかみ)それぞれが

おのれに特化しおのれに準じ

その役割を全うする

おのれを尊ぶゆえ他も尊ぶ

調和の要


神に優劣なし

おのが役割を他は補えず

他の役割をおのれも補えず

ゆえに自他を尊び調和す


神のお役は神に準ずる

おのれの柱に準ずる

おのが役は他には補えず

他の役もおのれに補えず



されど人は情けに溺れ

優劣与えて調和を乱す

優越感と劣等感と

右に左に揺れる情け

調和を乱す大元である


おのが魂は神に準ずる

おのが魂の親たる神に

おのが魂の木火土金水(きひつかみ)

準ずるものに準ずるべし

おのが魂を尊びて

おのが神を尊ぶ

代わりは居らず 代わりは出来ず


優劣持ちて 恐れおののき

おのが身の程わきまえぬのは

木火土金水(きひつかみ)の調和を乱す

悪の中の悪と知れ


おのが魂が背負えるものは

おのが魂の柱のみ

そこを離れなば縁は切れる

ゆえに身の程わきまえるべし

身の程のわきまえは

おのが柱をわきまえること

木火土金水(きひつかみ)のいずくに準ずる

我が魂の宿りし身の程

しかとわきまえ準ずるべし


おのが柱を捨て置いて

他の柱には変われない

調和を乱す悪の中の悪

身の程知らずの悪と知れ


神に優劣無きものを

人に優劣無きものを

勝手に優劣付けたる情け

柱を捨てたる魂に

還る場所はもはや無し




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