選択(洗濯)




したいけど出来ない・・・と気付いては打ち消し

今は無理だからいずれ・・・と気付いては打ち消し

嫌だな・・・と気付いては打ち消し

バカバカしい・・・と気付いては打ち消し


思い付き、気付き、発心の中に伝えられた神の言霊の数々は、打ち捨てられていくばかり。


下心に火を付ける「誘い」の言葉

それは誰?


身慾と魂慾の狭間で

身慾に重きを置く

身慾に反する魂慾は

早めに打ち消し無かったことに


御魂に還ると思えども

身魂を放せぬ執着心

見て見ぬふりして無かったことに

だから岩戸は塞がれる


御魂と身魂の主従逆立ち

世が逆さだから致し方なし

言い訳三昧自分を騙し

自分以外のせいにする


自分は正しくありたいが

世がこうだから致し方なし

八割方の日和見の

心の内の声である



世が「こう」なのは大方が

「致し方なし」と思うから

思って変わるを待つ心

風向き次第の風見鶏



自分もこの世の一部であると

気付かぬふりして無かったことに

自分含めた思いの具現が

今、目の前の世界なり



然れども


したいけど出来ない・・・と気付いては打ち消し

今は無理だからいずれ・・・と気付いては打ち消し

嫌だな・・・と気付いては打ち消し

バカバカしい・・・と気付いては打ち消し


無限ループの螺旋抜け出せぬ


無限ループのなれの果てへと

歩を進め行く世界の中で

酔いどれ天使が大騒ぎして

この世界から逃避行


愛だ光だ喜びだ

言うことだけはいっちょ前

されど愛など行わず

光を放つこともない

自分ばかりが喜んで

酔いどれ天使の馬鹿騒ぎ


SNSで言うことは

自分の幸せ承認欲求

世界が不幸になろうとも

自分だけは「幸せだよ~」



今日一日の自分の命に

多くの人の世話が隠れてる

食べ物着る者住むところ

水一滴さえ人の世話

命を繋ぐ恩に報いず

愛も光もありはせぬ



「自分一人で世界は変えれぬ」

高慢ちきな独りよがり

世界は「みんな」で出来ている

そんなことは当たり前


そんな「みんな」の中の一人が

自分であること思い出せ

「自分だけ」という独りよがりが

「みんな」の心に巣くう悪と知れ



「自分以外は馬鹿ばかり」

されど自分以外に依存し

「みんなが変われば自分も変わる」

高慢ちきな身慾の権化



気付いて動ける者から神は

言霊降ろしているなれど

高慢ちきの悪神懸かりで

神の言霊捨てられるばかり


「どれが言霊かわからないから」

再び身魂の言い訳三昧

善悪区別が付かぬのは

おのれの心の曇りゆえ


神の光と悪魔の光を

区別出来ぬは身慾の曇り

まことは区別出来ているのに

知らぬ存ぜぬ押し通す


おのれを騙す心地よき嘘

言い訳三昧逃げ切って

日和見放さぬ風見鶏

風が吹くのを待つばかり

「みんな」が行くのを待つばかり



この世でいくら逃げ切れど

あの世に還れば「閻魔天」

浄玻璃の鏡に写る姿を

嫌でも思い知らされる


「そんなものは有るわけ無い」と

またも自分を騙しにかかる

されど騙したはずなのに

心に沸き立つ不安の叢雲


御魂と身魂の火水がぶつかり

心の中に叢雲湧き立つ

湧き立つ叢雲祓うのは

御魂の光の剣だけ



心が曇りているのは

御魂と身魂のいがみ合い

身魂の水が多すぎて

火明かりかき消し曇り空


空を晴らすは御魂次第

身魂に負けぬ御魂次第

守護神までも曇り空では

閻魔の前で泣きを見る


その「守護神」はおのれであるに

自分以外のせいにして

改心出来ぬ御魂なれば

弥勒の世界と永遠におさらば


人世で人にも世にも尽くせぬ

そんな御魂が弥勒世の

神世で何が出来るのか

だから神は御魂の選択(洗濯)

汚れを落として未来へ繋ぐ

汚れた御魂を落としてゆくのぞ



空は晴れたり日本晴れ

曇り無き世の始まりである

神国人の住む世界へと

先行く人は先に行く


富士の御山の雲の上

空は晴れたり日本晴れ

雲を下界に見下ろして

越えて来る人の手を取る


一二三四五合目と

雲はだんだん上がり行く

もはや裾野は雲の下

せめて五合目越えなされ


やがて六七八合目

二線の開きは広がるばかり

雲を越えねば手を引けぬのに

裾野に居ては救われぬ



言い訳やめて足を運んで

叢雲晴らして雲越えて

神人和合の弥勒の世界へ

岩戸開きてあな清明おけ




癒奏術・響庵ブログ

神人一致の理を実現する「響庵」のブログ