偽りの習合の終わり




日本は長らく「習合」させた偽りの神を神話としてきた。

『盤古大神』の物語を「伊邪那岐命・伊邪那美命」に習合させ、『神生み』の物語をすり替えてきた。

盤古神の左目から生まれた「日の神」を「天照大御神」に習合させ、右目から生まれた「月の神」を「月読命」とした。

そして「習合」の物語を「天の岩戸」の物語で括りつけ、別の神を「天照大御神」に仕立て上げた。


長い年月にわたって「天照大御神」として祀られている実際の神は「盤古神の左目の日の神」である。

だがそこに別の女神を仕立てた。

丹後の天女の羽衣を隠して、「籠の中」に閉じ込めて祀り、やがて丹後の地から伊勢へと移した。

それを「天の岩戸開き」と称して「習合」の物語とした。



国旗の「日輪」は「左目」

月の国旗は「右目」

星の国旗は「髪」





そして、大化の改新で最後の「岩戸閉め」が行われたが、徹底して抗った者達がいた。

八重垣を守る「事代主神」を祀る「鴨(賀茂)氏」の役行者・小角(おづぬ)が抗い、同じく八重垣を守る「大物主神」を祀る「物部氏」が抗ったため、徹底的に排除された。

そうして「神」そのものを隠すため、「仏」を被せて見えにくくしていった。

そして、連綿と続く「盤古神」の系譜は「密教」というカタチとなって、この国の「柱」となっていった。



されど、「盤古神」はとうに居ないのである。

神政を返上して地球から去っているのである。

では誰が?何物が「神」として君臨していたのか?


神仙に頼り、先祖の霊に頼り・・・

それらを神の代わりとしてきた。




歪んだ「柱」を補強するかの如く、神功皇后の前に誠の「天照大御神」が現れた。

そして「伊勢」の柱を補強するため、神の御霊を守りとして降ろした。

そして、やがて来る「岩戸開き」のための「取っ手」となる楔を打ち込ませていった。


それらの「取っ手」が鍵となり、岩戸が開き始める。

未だ「岩戸の中」に居る「天照大御神」を迎えるために・・・



盤古神は一万八千歳

天照大御神である撞賢木厳御魂天疎向津姫は五十万歳

その器の大きさがすでに天地の差である。





盤古神を祀り、神仙を祀り世界を治めてきた者達は、最後の御用を始めた。

それは「盤古神」が行った「返上」を遂行すること。

その「返上」が行われる故大混乱が起きる。

その混乱を和らげようとしているようだが、何千年もの歪みを数年でどうにか出来るものでは無い。


当然「返上」に反対する者もいる。

「返上」の隙をついて奪わんとする者もいる。

反対しようが奪おうとしようが、やがて崩れ去るものに変わりはない。



先日のイギリスでの「葬儀」は、おそらくその「最後の時」を語らいあっていたのかもしれない。


「イシヤ」が閉めた「岩戸」は、「イシヤ」自身が「終わりの御用」を務める。



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