自分に還るということ 〈逃げた先に未来は無い〉




いい加減いつまでも妄想の世界に逃げ込んでないで、現実の有り様を見て『我に還れ』

心地よい妄想を捨て去って、現実に『立ち返れ』

未来を『生け贄』に差し出して、今の快楽を求め続ける者らよ

人を食い散らかして善人を気取る者らよ

他の誰かに苦を押しつけて、祈り静観するだけの者らよ

夢を見せてくれる禍霊を神と祈り続ける者らよ


悪霊、禍霊、天狗、狐狸霊、蛇霊、餓鬼亡者、畜生霊

一体となって何処ゆくつもりか

霊懸かりを通り越し 一体となって何処ゆくつもりか


変わる変わると言いながら 若い頃の焼き直し

同じ事を繰り返し 現実逃避し自分を騙す

自分に還ると言いながら 再び騙して過去の焼き直し

改心出来ずに堂々巡り 再び真ん中外したところに

還りて「自分に還る」と宣う


周りの顔色見ながら自分の真中の位置を動かして

「ここならいいか」とズラした真中

結局自分に還ることせず 幼き頃の焼き直し

「やっぱり自分はこれが一番」

ズレた自分で生きるのが 「自分らしさ」と還り行く


嫌なことは見なければ良い 耳障りの良い言葉だけ

選んで聴いていれば良し さすれば少しは天国になる

そうして未来を生け贄にして 再び自分の楽を得る


未来を「贄」に差し出したから 今こうなっているのだが

禍霊と共に「贄」を食い 今を食い散らかし楽を得る

楽になるのが目覚めだと 楽をするのが目覚めだと

楽に向かうが目覚めだと 目覚めの夢を貪り尽くす


自分の真中を外した霊を 禍(曲)霊というのであるのだが

そんなこともお構いなしに 「魂」に還ったと宣う




あの世とこの世の境に湧き立つ 亡者の霊の大渦に

呑まれているのも気付かずに 亡者と一つに成り行く者らよ

自分は違うと叫んだところで 「光」無ければ呑まれ行く

気付けば自分が呑み込む亡者 やがて「光」に焼かれ行く


かつて「光」から逃げだし 逃げた自分を誤魔化して

自分の「光」を自分で塞ぎ 周りに合わせて来たことを

再び同じ焼き直し 改心出来ず焼き直し

「光」を塞いだあの頃の 「自分に還って」恐悦至極

やっぱりこれが自分だと 曲げた自分をやり直す

自分に目覚め 自分に還り 再び未来を贄に差し出す

堂々巡りの自分に還り 再び未来を食い散らかし行く




時の神から外れた魂 未来に還る場所は無い

巡る時に逆らって 時を止めたる世界に逃げ込み

「巡り」の世界を離れた魂 未来に還る場所は無い

春夏秋冬 巡りの中で 冬から逃げれば春は来ぬ

頭の中だけ春にすれども 既に時の巡りを離れし

今という時を捨てたる者に 春夏秋冬巡りの恵み

訪れること無かりせば 永遠に漂う蛭子の旅路

自分に還ることから逃げれば 時の恵みの楽園は訪れぬ

歳徳神ーーー




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