【厳(いづ)の眼】 ~厳浄の瞳〈観自在菩薩〉
観世音の入り口は 五感の極みに開かれる門
五感の極みを紐解きて 「受想行識」垣間見る
「受想行識」の連鎖の中 穢れ混じりて「識」歪む
凝りた「想い」が混じりた穢れ 「行」の捻れの因となり
心に雲を湧き立たせ 狂いた「識」を隠しゆく
「想い」の凝りを解きほぐさねば 心が晴れることは無し
「想い」の凝りが「実」を成し 「想い」の「型」が姿成す
「想いの型」は「想い」の「霊」 虚ろな霊に「玉」宿る
「玉」宿りなば意思を持ち 「想い」遂げんと動き出す
受想行識 厳浄して 流れ正しく整える
受けの立ち位置 想いの源泉 歪み正しく整える
在るべくして在る元の位置 御魂の在るべき中心(なかごころ)
位置を歪めた「想い出」を 水に流して禊ぎ祓え
佐久那太理(さくなだり) に落ちたぎつ 速川(はやかは) の瀬は激しかり
厳浄する滝の激しさは 神の愛の恵みなり
落ちたぎつ水は厳浄の竜 禊ぎ祓いの言の霊
曇りを祓う剱と息吹き 散らして鎮め空へと還す
受想行識整えば 五感の極みの門が開かれ
五蘊(ごうん)の道が現れる
五蘊の道を進み行けば 観・見 両の眼開かれて
色即是空の「結び」の糸を 織りゆく神の姿が観ゆる
歪んで凝りて「結び」が歪み 「結び」の歪みが想いを凝らす
されど五感の極みを識らば 歪みの起こりを空と為し
《遠離一切顚倒夢想》 心の枷は消滅し
【観自在】の【厳の眼】を得ん
「見の眼」 「観の眼」 「厳の眼」
三眼揃いて【観自在】成る
神直日 大直日
伊豆能売の神の直日道 厳の御柱立て直し
五観五音の「観世音」 自在に観ずる道を開く
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