弥勒(五六七)世界の始まり 《癒奏術・海神の章》




人とは傲慢なものである。

他者を大切にしない自分を棚に上げ、自分が大切にされないと怒る。

そして自分を省みることがない。

だから「思い知る」こともない。

自分が思いたいように思うだけ・・・


四次元世界に囚われた傲慢な「霊懸かり」は捨て置いて、新たな世界に進め。

「神」が待つ新たな世界へ進め。

黄泉(四三)の世界の住人と、弥勒(五六七)の世界の住人と、二つに分かれ行く。



・・・・・



意外にも早く五六七の世界が年明け早々始まった。

五次元の「守護霊」と共に行動する自分と、七次元の「神の領域」からそれらを監督する自分。

すべて自分であり自分でない・・・・・

「自分」という一人称は「立ち位置」を示すだけの言葉にすぎない。



五次元にある「平行世界」は『可能性』の世界である。

そこから三次元に「映る」のは一つ。

それは「人々の思い」が引き寄せたもの。

多くの人が思う強い思いが具現する。


五次元人は様々な可能性へと飛び、最善を三次元に映すために行動する。

未来の「可能性」という「平行世界」へと飛んで、一つの善き未来へと具現させるよう務めるが、多くの人の思いが「悪しき未来」を引き寄せる。

それを止めるため飛び回る五次元人と、守護し導く七次元の神。


数人の「自分」と共に平行世界を飛び回り、「世界を生み出す」ために行動する。

他者の守護霊と関わり、未来の流れを機織る。

【瀬織津姫】の機織りは、時間を超越して織られゆく。



始まったこの世界の有り様に慣れるまで、またしばらくの時間を要するだろう。


黄泉(四三)に囚われし者は後回し。

弥勒(五六七)へ進む者を助け手伝う。


一度完成した【癒奏術】は弥勒(五六七)の在り方へと変化する。

それがどのように変化するのか楽しみである。




・・・・・



自分が放ったものが返る。

他者を大切に出来ぬ者は、他者から大切にされぬ。

掃除洗濯出来たものだけ、五、六、七と進んで行ける。

愛無き者は四三へと下り、愛あるものだけ五六七へと昇る。