『シェディング』の認知と対処 《シェディング奮闘記》
シェディングで現れる症状は人それぞれ様々であり、また、体調などによっても現れ方は変わってくる。
それでも「似たような」重なる症状が多くあり、それゆえ「シェディング」が起こっていることが理解できるわけである。
また、最初のころはシェディング症状が現れてから、それも何度か「経験」してようやく「経験則」が理解となり、自己観察を繰り返すことで自身に起こっていることの「概要」が掴めてくる。
そんな中で「察知」する能力も人それぞれであろう。
「匂い」で察知する人もいれば感覚的に察知する人もいる。
私も「匂い」には敏感であるが「一貫性」まではまだつかめていない。
麻薬犬などは100%接種者を特定できるようだが、そこまで敏感なわけではない。
私の場合は、はじめは「感覚的」なものであった。
というより「体が記憶」していて、体のほうが「反射」で訴えてくるのを「察知」していたところがある。
だが、何度も繰り返しているうちに、なんとなくではあるが「感覚的にわかる」ようになってきた。
そして、今では「視覚的」に捉えることが出来る。
何もスパイクプロテインを視覚で捉えるわけではなく、人の「見た目」の状態異常に気付く。
それはまるで「何か一枚皮を被った」ように見える。
それも一定ではなく、それぞれの状態によって「被っているもの」が変わるような感じである。
「匂い」的なものもあるが「香り」という感じではなく「刺激感覚」を鼻で察知しているようなところであろう。
そのように「あらかじめわかる」ようになれば良いが、最初のころはわからない。
症状が現れて「はて?」と疑問に思うところから始まり、それが「シェディング」であるとたどり着くまで、何度も何度も「症状」に苦しめられてきた。
症状はだいたい三日ほど続く。
受けた翌日はとにかく怠く、起きるのが非常に辛い。
無理に起きても食欲は一向に出てこず、内臓やその他の機関が「休止」しているような感じである。
気・血・水の流れは淀んで巡りは悪く、まるで時間がスローになったようでもあり、水中のような抵抗の中にいるようでもあり・・・
とにかくしんどい。
また、帯状疱疹が出たり出なかったりであるが、出るときは翌日が多い。
そして二日目はとにかく体が軋む。
筋肉がこわばり痛みが出る関節もある。
特に背中と胸部の筋肉がこわばるため、肩の凝り、頚椎の歪みが現れ、その延長で頭痛が出る。
頭痛薬を飲んでも収まらず、葛根湯などで筋肉を緩める措置を取ってから、さらに頭痛薬を服用すると効き始める。
当然この日も食欲はあまりない。
三日目になると倦怠感は幾分ましになり動けるようになってくる。
だが、脾胃の調子は相変わらずなため、活動限界がすぐにやってくる。
そして、三日間通してとにかく眠い。
施術という「濃厚接触」をするため、以上のようなことを「何度も何度も」繰り返す中で得られた経験則に基づく知識が累積して、ようやく自分なりの対処というものが見つかってくる。
こればかりは「人それぞれ」である。
ゆえに各人が「自身の身体と向き合う」ことをせねばならない。
私の場合、特に『脾経』に難があるため、これを中心に様々な対処をすることが必要になってくる。
実は『脾』が弱ると体の「除湿機能」が衰える。
一見、除湿と言えば「腎」のようであるが、実は「脾」も「除湿」に重要な器官である。
だから私は今のような「梅雨時期」になるとよく風邪をひいていた。
私の風邪は基本「湿邪」という「湿気」と連動して侵入してくる「邪」にやられる。
一年で一番体調不良が起こる時期である。
恐らく人それぞれ風邪をひくパターンがあるだろう。
それは、その人の「弱点」を示している。
だからそこを補うことを基本に据えて対処すればいいだろう。
話をシェディングに戻す。
シェディングの対処は人さまざまであるが、私は概ね二段に分けた対処をすることにした。
ひとつは「日常的」に常時行う対処。
そして二つ目は「追加」で行う対処である。
日常のなかに常時溶け込ませる対処は、食事や栄養補給に日常的に追加できるものを追加し、運動や入浴などのデトックス時にも取り入れられる習慣化できるものを習慣化する。
これが一つ目の「日常的対処」である。
そして、濃厚接触によるシェディング(仕事)で受けたときは、極力素早い対応をすればするほど効果が上がる。
まずはシーツやタオルなど施術で使ったもの、そしてその時来ていた衣服、それらをすぐに洗濯し、自身もなるべく早く入浴する。
また、椅子やトイレの便座なども同様である。
実際に「座った場所」を共有することで「発疹」が現れる場合も多い。
結局のところこれは「コロナ」が始まった時によくされていた事である。
「場の掃除洗濯」が必要となる。
また、日常の対処に追加して、サプリなどで栄養素を接種しておくことも重要である。
さらに、マイナス電荷がスパイクプロテインを不活性化するようなので、マイナスイオン機器を作動させている。
これだけの対応をしておくと、翌日「倦怠感」程度で済む。
逆に、これだけやらなければ三日は確実にダメージを負うのである。
今後、「シェディングありきの世界」へ向かうにあたって、これだけのリスクと向き合う必要がある。
それゆえ、これだけのリスクに相応しない仕事は排除していくことになるだろう。
お客さんがこちらを選ぶように、こちらもお客さんを選ぶことになる。
それは「リスクに相応」するかどうかということである。
今、目の前にある事実に目を背けて、在るものを「無い」としてきた「過去の世界」に戻りたければ戻ればいいだろう。
「認めなければ無いもの」として様々な事を無視し続けてきた過去の世界。
そこに留まるものと未来へ向かうものの分かれ道。
ここからおよそ半年の間で、白黒まだらな状態が整理されてくるだろう。
神の「立て分け」は終わった。
あとは分かれゆくだけである。
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