【高龗】 貴船に鎮まる豊玉姫 《癒奏術・芙蓉の章》
天地(あめつち)の開けしときに 二神(ふたかみ)の経矛(とほこ)に治む
民益(たみま)して 天照神(あまてるかみ)の御鏡(みかがみ)を 足して三種(みくさ)の
神宝(みたから)を 授(さず)く御孫(みまこ)の臣民(とみたみ)も 身安ければや
臣が祖(とみがおや) 強いる諫(いさ)めの 畏れ(おそれ)身に 隠れ棲みゆく
末(すえ)つ身を 今 召さるれば その恵み 天(あめ)に還りの詣(もう)でもの
・・・・秀真を展ぶより
秀真(ほつま)の神政(かみまつり)から鸕鶿草葺不合(うがやふきあえず)へ遷りゆく様
その「始まり」が「秀真を展ぶ(ほつまをのぶ)」の冒頭の「うた」にある。
「二神の経矛(とほこ)」は二本の柱 伊弉諾伊弉冉 男女一対 火水一対 陰陽一対
厳(斎)の御霊と瑞の御霊 斎の日皇女(ひみこ)と瑞の大物主 二つ柱で治む型
天照のお役を受け継ぐ豊玉 豊玉身受く玉依りの日皇女 宇賀の矢受けて神人成る
宇賀の矢と成る天津日子根神 龍宮城の乙姫神 結ばれ豊気の神上がり 豊受け続く世の型示す
真中の柱に陰陽二柱 三柱立てば葺き合いたるが 二柱のみで葺き合わず
息吹きがズレて吹き合えず 那岐神 那美神 分かれゆく 三千年の神の業
豊玉・玉依 葺き合わず 分かれたままの三千年
宇賀の御魂はどこへやら 探し求めた三千年
「天照神の三種の神宝」 鏡の片割れ失いて 息吹き合えずに 真中ずれ行き
玉の取り合い奪い合い 側(名)だけ奪いて魂無しの玉 やがて剣も失いて 鋼の心は崩れ行く
神の玉の奪い合い 民の名の奪い合い 魂無し玉の奪い合い ・無し〇の奪い合い
国常立命の魂隠し 三千年の神戦(かみいくさ) 豊玉・玉依 満干の玉 玉は奪えど魂は無し
型を奪えど・(魂)無しの〇(型) 三千年の岩戸閉め
・(魂)を隠した青柴垣 開かれ岩戸は開け行く
〇(玉)の中に・(魂)入れて ⦿(神)の息吹き合い岩戸が開く
高龗神(たかおかみのかみ)
豊玉姫のもう一つの名
弥都波能売神(みづはのめのかみ)
豊玉姫の二つ名
伊邪那岐命の手から落ちた闇龗(くらおかみ)
伊邪那美命から出でた弥都波能売(みづはのめ)
火水合わさり「ミソロの龍」
天地人 ロロロ(ミソロ)の雨龍(うりゅう)
龗(おかみ)鎮まる弥都波(ミヅハ)の宮
貴き霊(ひ) 鎮まる貴布禰(きふね)
貴船に揺られて玉依姫
鴨の川俣で丹塗り矢授かる
豊(とよ)の御霊(みたま)の霊(ひ)の雷(神成)矢
豊受日女(とようけひめ)の始まりの地
貴船に鎮まる貴龗(たかおかみ)
龍は天上へと昇り 貴き神と成りませる
龍宮城の乙姫殿は 素戔嗚命のお役を負いて
物部(モノノフ)束ねる日ノ巫女となり
六十余州を束ねた柱 豊受の型 現わして
今も世界に型示し 誠の柱の在処を伝う
何度も生まれ死に代わり 御魂磨きて神上がる
御霊は穢れを清め続けて 御魂磨きて神上がる
月に昇りて陰ひなた 満干の魂で雨の恵み
豊受姫の恵みのお役 山田の月宮 外の宮
雨風運ぶ龍の恵み 晴天掛ける白狐
豊受け継ぎて弥栄に栄え 龍狐息づく日ノ本なりし
神成り 意成り 自然の恵み
生命育む神の慈愛なり
貴船の高龗の使い 四俣尾の大白狐
神のお役のお手伝い 守護のお役に感謝する
いまだ去られぬところを見ると まだお役目があるのだろうか
そういえば白狐の赤の模様は 丹塗りの赤の隈取り模様
天地を行き来す赤龍は 神成り伝える丹塗り矢か
白狐の紅白 巫女姿 神の意成りた御子姿
豊玉姫 瀬織津姫の継ぎ御魂の名
向津姫 瀬織津姫の元つ御魂の名
木花姫 瀬織津姫の業御魂の名
瀬織津姫 御柱神の瑞の御魂名
神の御名は枝葉の言の葉
元津御柱の大樹の枝葉
枝葉を奪い取りたとて
大樹を離れば魂無しの玉
那岐那美神はめぐり逢い 「型」の世界は終わりゆく
・(魂)と〇(玉)が結ばれた ⦿(神)葺き合いたる世と鳴り成る
内つ宮と外つ宮 ・(魂)と〇(玉)が葺き合わず
〇(玉)を奪えど・(魂)は無く 二つ柱の〇(魂無し)の宮
〇(宮)はあちこち数あれど ・(魂)はどこにも見当たらぬ
ミソロの龍が抱きたりて ミソロ(天地人)成らねば・(魂)現れぬ
三蜜加持した誠の者だけ ・(魂)の輝き拝むる叶う
鳴門の大渦渡る船 舵無しの船 龗の貴船
ミソロの龍に曳かれて渡る 富士の御山に進む船
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