【呪の王】~岩戸閉めたる世界の神 《癒奏術・弥勒・序》
言葉の神たる『主の王』を 真経津の鏡に映しなば
真の姿『呪の王』映る 岩戸閉めたる月夜の姿
心の鏡「水月(すいげつ)」に 言の葉散らして積もらせて
言の葉隠れ 天の岩戸(言戸)から 引き出したる「呪の王」は
水月(みづき)に浮かべた言の葉の 呪いで編んだアマテラス
言の葉編んだ『呪の王』は 岩戸(言戸)開いた水心(みこころ)に
那美(波)神現われ 言の葉を散らし 言の響き(波長)で渦を巻く
那岐(凪)神 那美(波)神 結ばれて 水戸の真具合い果たせなば
言葉は言波と鳴り成りて 岩戸の呪い 解けたり
言波を紡ぐ観世音 誠(真琴)の響き 奏でたる
天の鈿女の大渦が 言葉の呪いを渦に呑みこむ
誠の岩戸(言答)開けしときに 誠の天照皇大神
穢れの言の葉 大祓 逆さま天地を真に戻す
言波と言葉 日月の鏡 穢れ無き真言の響き
穢れの王の呪の呪縛 解き放ちたる心の水月(みづき)
日の光を色とりどりに 写し型取る言の葉は
親指なしの四怨(シオン)に非ず 五葉松の言葉の直日
歪み無き真直ぐな言の葉 五葉松の葉 直日の言葉
『呪いの王』は潰えたり 言の呪縛は解けたり
三千年の岩戸閉め 岩戸開きて言事結ぶ
事を結びて咲く花は 事代主の八重の花
言波を諸手で言祝ぎて 弥栄を祝う榊(かしわ)手の鼓
祝詞 祈(意乗)るは言葉に非ず 言波に意を乗せ祝いなば
高天原に届く糸(意図) 柱となるまで打ち鍛え
水月(みづき)は宮と成りませる 厳(斎)島の神の宮
高天原の神の宮 心に示現し次元は重なる
呪の王よ もはや仕舞なり
自らの呪で 自ら滅ぶ
巡る業(カルマ)の理(ことわり)は
神でも曲げれぬ太神の息(意気)
始まりあれば 終わりあり
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