【癒奏術・奥宮】~瀬織津姫の蓮華座
国常立大神の御出座のための露払い 祓い清めの儀式を終えて 高天原の蓮華座に
瀬織津姫大神は 天照らします日月の神と 成りませる
御魂磨けた人の心の 瑞(水)の鏡に日月を映し
心を照らす道しるべ 言事示さる奥の宮
高天原に届く柱は 鋼を槌打ち鍛えた劔
十拳劔をへし折るほどの 金剛劔たる「草薙劔」
オロチに呑まれど曲がらず折れぬ 岩根に根を張る柱なり
心の中に高天原を 示現されれば人は神の宮
心の中に神住まう 日月の鏡に神映(遷)り
神との結び 成りませり 神人和合の生き宮となる
瀬織津姫の指揮のもと 五元(語源)の伊都能売 機織り女神
神人の 機織り御言の絹衣 調べに乗せてミコト給いし
五体 五臓 五感 五季
五元(弦)で奏でる琴の糸(意図)
天照らします大神と 国照らします大神が
結びて産まれる観音力 聖無動尊と現れ給いき
国照らします大神は 金剛手菩薩となり給い
火生三昧地に入り あまねく世界を照らし給いき
天照らします大神は 妙吉祥菩薩となり給い
蓮華本座に坐して 慈愛の雨を降らし給いき
奥宮は 登りつめたる奥山の 頂に建つ花の宮
長き因果の旅終わり 新たな縁を結ぶ宮
握ったものを手放して 身軽になりたら来らるがよろし
握った過去が穢れ産む ゆえに 手ぶらになるまで門は通せぬ
ここから世界は大渦ぞ 過ぎた過去を呑み込む渦ぞ
握っているから苦しむのぞ 三毒湧いて苦しいのぞ
毒を持ち込むことならぬ 高天原を穢す気か?
手ぶらにならねば因果は終わらず 手ぶらにならねば縁は結べぬ
弥勒世界は新たな世界 過去を持ち込むことならぬ
そのまま行けると思うているなら 渦に沈んで過去となる
過去となりたら未来はないぞ 時の神様お許しならぬぞ
とっとと過去を手放しなされ 過去とは何かわからぬか?
過去とは未来に要らぬもの 弥勒世界に要らぬもの
要らぬものを握りしめ どうして未来に行けようか
その身以外は要りはせぬ 裸に未来を纏うため
新たな縁の弥勒の羽衣 纏いたいなら過去を脱ぎなされ
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