『天上天下唯我独尊』~神の最後の慈悲の雨 《癒奏術・奥宮》
引きこもる子供らよ それは魂を尊ぶ心
そして自分の身体の声を 素直に聞く心
言葉にならない魂の 言霊が告げる気付き
言葉にならない身体の 言霊が告げる気付き
光を求むか闇を求むか 確と確かめ選択されよ
現実と幻実を 確と確かめ選択されよ
人間社会という幻実 在りのまま在る世界の現実
人はかく在るべきという幻実 自分の身魂が告げる現実
幻実と現実があまりにも乖離して 現実の身魂が拒絶して
救いのない孤独の闇で ひとり答えを探し求める
幻実の世界へ向かうか 現実の世界に残るか
親も友も先生も 幻実世界へと誘う
救いのない現実を 捨てるか捨てぬかの瀬戸際
第三の道はないのかと 探しあぐねているのだろう
天上天下唯我独尊 言葉の意味が今ならわかる
身魂の言葉とならぬ言霊 尊べるのは自分だけ
辛いだろう 苦しいだろう 痛いだろう 怖いだろう
しかしそれこそ幻実の 悪魔の言霊 闇(病み)への誘い
それもわかっているのだろう それでも闇(病み)を選ぶのは
喜びならぬただの楽 行けば逆さの辛苦痛怖
すべてを捨てて山中に 引きこもった仏陀のように
巣ごもりおこもり引きこもり 夜明け前の晦日(みそか)の籠もり
目覚めたという大人たち 幻から現実世界に帰ったと
されどそれは目覚めに非ず 幻実逃避の新たな幻実
辛苦痛怖の幻実に 嫌気がさして逃げ出した
逃げる癖がついた身魂は 新たな幻実を見出し
目覚めという名の幻の 楽へと駆け込み闇から闇へ
身魂の言霊聞かぬ癖 直らぬ曲霊(まがひ)の性根が
幻実忘れる幻実を 追いかけ続ける癖となる
逃げても逃げても身魂は自分 自分からは逃げられぬ
身魂の言霊見ざる聞かざる されど心は苛まれる
天上天下唯我独尊 自分しか尊べぬものを
置き去りにしたその心 後ろ髪ひかれ気付いているのに
幻実を現実と偽り 脳を騙せても心は騙せぬ
側を取り繕ったところで 大黒柱の身魂は根付かず
だから人の言葉に揺れて いつもグラグラ定まらぬ
病(やまい)や怪我でままならぬ時 初心に還れる螺旋の巡り
天上天下唯我独尊 置き去りにした螺旋の交差
螺旋を一段上がりて行くか 再び堂々巡りをするか
選び直せる交差点 幻実と現実 二つの道
子供のころに蓋をした 身魂の言霊叫んでる
叫び続けて病(やまい)が起こり 足止めしたる言霊に
気付いて取り戻せるかな 天上天下唯我独尊
幻実の声 現実の声 どちらの誘いを選び取るか
親兄弟の誘いの言葉 友に知人の誘いの言葉
今まで歩んだ幻実の 道へ再び戻るのか
それとも身体の声を聞き 魂の声に聞き耳立てて
螺旋を上がりて現実の 尊き道へと帰るのか
生まれた時はだれも皆 天上天下唯我独尊
尊き身魂の言霊のままに 喜怒哀楽して弥栄えた
その幸せが弥栄えて 見るものすべてを幸せにする
天上天下唯我独尊 そこに幸せがあるのだと
ぐうたら猫に癒されて 駆け回る犬に癒されて
天上天下唯我独尊 その姿こそ身魂の言霊
「身魂のままに生きられぬ」 自分で自分にかけた呪い
幻実という呪いの世界に 進むための呪いの儀式
呪い極まり行き過ぎて 心ならず身体まで
呪いをかける悪魔の針は 天使の姿で呪いをかける
偽善の白衣を纏った悪が 身体を呪う五六七の薬
心のみならず身体まで 呪いの幻実の檻へ誘う
毒は薬 薬は毒 逆さま世界の幻実は
白き悪魔と漆黒の天使 白黒まだらで灰色世界
光と闇も逆さまに映る 天地逆さの呪いの幻
病(やまい) 挫折 引きこもり
そこに神の光あり 身魂の言霊の叫びの現実
天上天下唯我独尊 取り戻すには遅すぎる
多くの人は幻実を 握って離せぬ有り様ぞ
せっかく掴んだ幸運の 女神はいつまでも待てない
待ちくたびれた時の神様 ギリギリ最後の慈悲の雨
逆立ちした心を正し 誠の天地の現実を見よ
白黒まだらな灰色世界は 彩りあふれた尊き現実
赤子の喜怒哀楽のように 色とりどりに満ちている
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