【神の御手】 《癒奏術・山桜の章》




神の御言は「今今」の 「ここぞ」という時訪れる

『九九(ここ)』を『九十(言)』へと移すのが


『日月の鏡』


鏡に映りた『神の御九十(御言)』を

『九十(事)』へと示現するが一十(人)

「九十九十(言事)」紡ぐ機織りの

『神の御手』となるが一十(人)



身・口・意が一致して

「九十九十(言事)」真っすぐ示現する

『⦿九十(まこと)』の柱は『⦿九十(まこと)』の一四(意思)

神の御手は『示現菩薩』



神の御言は「今今」の

『九九(ここ)ぞ』というとき訪れる

『九九(ここ)』で取らねば時の流れの

過去の彼方へ過ぎてゆく



風の時代の流れは速川

流れの中を泳ぐ人

『九九(ここ)』を逃せば導きは

何の意味もありませぬ




神素戔嗚は示現の響き

荒くて堅い次元の響き

神の『御言』を『御手』にする

物質示現させる響き



『御言』を『御手』へと示現する

一十(霊留・人)たる神の絹衣

天照らします大神と

誓約(うけい)で結んだ十(縦横)の糸



次元を結びて示現する

縦横の一十(糸) ゆえに一十(人)

神数叉鳴(素戔嗚)の数(素)の響き

一二三四五六七八九十(ひふみよいむなやこと)と示現す



神素戔嗚の十拳劔

一二三四五六七八九十の劔

『九十(事)』成す者と成さぬ者

大蛇を切り裂き立て分ける



九十九十(言事)⦿九十(誠)の通った一十(人)は

一十(糸)の結び目 鋼のごとし

折れず曲がらず切れぬ一十(糸)

草薙劔となれる一十(人)



誓約で編んだ機織りは

神の一十(糸)で編んだ一十(人)

御言(みこと)を命(みこと)と成す衣

身・口・意の『三九十(三事)』を現わす





神の御言は今今ぞ 考えあぐねは鏡の曇りぞ

光 映らぬ鏡では 日月の『⦿九十(誠)』通るはずも無し

逡巡するは淀み穢れぞ 禊ぎ祓いて一十(糸)確と結べ

九十九十(言事)紡いで何度も結び 鋼の如く結びませ



芯(・)無き『〇九十(魔言)』の一十(糸)ばかり

結びておるから『⦿九十(真言)』が聞こえぬ

『〇九十(魔言)』と『⦿九十(真言)』天地の差

似て非なるもの 天地の差



・〇(日月)逆さの月の世(夜)は 薄暗すぎて〇(魔)が入る

違うものも同じに見ゆる 曇り鏡の月夜の晩

左左に傾いて 三日月明かりで見るものは

愛も情けも善悪も 区別がつかぬ有り様よ



天の岩戸は開いておるに 未だに月を拝みたる

闇(病み)夜でもがいておるからに 『今今』の時を逃しおる

月の鏡に映りたる 『〇九十(魔言)』追いかける月うさぎ

闇(病み)に紛れた魔に誘われて 八岐大蛇と流れゆく




『⦿九十(誠)』なければ繋がらぬ 縦糸の・(芯)が神(しん)なるに

『〇九十(魔言)』追いかけ『〇九十(魔事)』為す 一十(糸)は切らねばならぬから

神素戔嗚が振り下ろす 十拳劔の『⦿九十(誠)』の一閃

天地を切り分け立て分ける 『〇九十(魔言)』と『⦿九十(真言)』を立て分ける



九九(ここ)を結ぶが九十九十(言事)結びなり




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