【イソラの貪霊】~恵みを貪るスピリ蟲(チュウ) 《癒奏術・山桜の章》




『今だけ金だけ自分だけ』

「超意識」に目覚め(堕落)たと スピリ蟲たちが湧き出して

稲穂を蝕む「イナゴ」の如く 増え続け行く世紀末



喰らうだけでいいんだと 「超意識」へとなだれ行く

何を超えたかスピリ蟲 他人の苦労を「喰らうだけ」

嬉し楽しの「超意識」 「悪気(わるぎ)」を捨てれば目覚めたり



楽しいことだけしてればいいさ しんどい苦労は誰かがやるから

ただただ恵みを頂けばいい その「超意識」に目覚めたら

嬉し楽しの人生謳歌 魔我魔我しき光に集う蟲たち



逸脱背反「超意識」 イソラの道は逸反霊(イソラ)道

貪り喰らうイナゴの群れは 巡り外れた逸反(イソ)の群れ

愛を捨てたるスピリ蟲 屁理屈まといて群れをなす



イソラ退治の経津主の神 大地を引き裂く劔の神

妬みの思いが産みし霊 イソラ引き寄せる妬みの心

恵みを生み出す巡りから 逸脱背反「超意識」



妬む心の飢えと渇きが 「悪気」を呑みこみ暴れ出す

屁理屈まといて武装して 愛を語れど微塵も無し

嬉し楽しの「超意識」 群れと化したるスピリ蟲



此度(こたび)祓うは劔の女神 炎の劔で焼き祓う

妬みを湧かせたスピリ蟲 イソラに憑かれたスピリ蟲

イナゴ飛び交う世紀末 霊火(らいか)に焼かれてお出直し



「無い」ものばかり抱きすぎて 飢えと渇きが妬みへ逸れて

自分で生んだ生霊の 逸反霊に懸かられ「超意識」

いったい「何」に目覚めたか? 逸反霊懸かりの「超意識」



「今だけ金だけ自分だけ」 邪魔する心捨て去れば

「超意識」へと「覚醒」す 逸反霊の導きありかたや

八岐大蛇の一つ道 逸反霊の道に群がる列



逸反霊を感染(拡げる)愚か者 業を繰り返す愚か者

劔の神のお出ましぞ 斬って捨てるしかなくなる前に

禊ぎ祓いて改心されよ 外れた道を改めよ