「神が人に与えるギフト」~速秋津比売が授ける剣 《癒奏術・華厳の章》




神が人に与えるものは【災厄】という名の『ギフト』


災厄の渦の中に在りて 揺らがぬための錬成を

生まれ落ちたるその時より 練って鎚打ち鋼と成して

折れぬ剣を鍛え抜く


災いも禍事も 鋼を練り打つ打出の小槌

火花散らして研ぎ澄まされて 折れぬ剣と成りてゆく


厄年祓いは鋼(たま)磨き 積もりて山となった塵祓い

過去のものと成り果てた 「お役御免」と捨てて行く

要らぬものを捨ててゆき 真っ新に晴れた心の柱



神一厘の仕組みのギフト 御魂立て直す神の贈り物

神が人に与えるものは【災厄】という名の『ギフト』

大和魂の玉鋼 打ち直しするが立て直し

【草薙剣】と錬成するまで 災禍の渦を渡るべし



厄払いが出来た者から 新たな道へ進むがよろし

真っ白な神の縦糸に 新たな模様を結んで行くべし