【黄泉路を渡る船の船頭】~白山道の菊理姫
名基名実神の巡り会う 黄泉平坂の岩戸を開く
鳴門の渦に手放しで 渡れる船には菊理姫坐す
言答(岩戸)開くは九十(言)結び 神の御言に応える結び
神の縦意答(糸)言の糸 人の横意答(糸)事の糸
縦横結んで言祝ぎ和す 機織りの舩(ふね)
聞く理(菊理)の船頭(先導)無かりせば 鳴門の渦に巻かれゆく
言の大渦押し寄せて 縦意答(糸)確と掴むには
聞く理(菊理)無ければ渦に巻かれて
結ぶ縦意答(糸)見つからぬ
慌てて掴んだその意答(糸)は どこに繋がる意答(糸)かわからぬ
黄泉路(読み字)を迷わず渡るには 心に聞く理(菊理)秘めたりて
秘文(ひふみ)の黄泉路(読み字)を開く聞く理(菊理)秘め
黄泉路(読み字)の秘文(ひふみ)の理(道)を説く
新たな理(道)が現れるのは 成答(鳴門)の渦の中にある
言の渦から一筋の 神の意答(糸)を掴んで結ぶ
掃除洗濯出来ておらねば 真言(誠)の神の秘加理(光)は見えぬ
真言の光を秘め加えたる理(り)
黄泉(読み)の理(ことわり) 聞く理(菊理)は括り(九九理)
言事(九十九十)結ぶ 肚括り
縦意答、横意答 肚で結ぶが 下つ意和(岩)根に立つ宮柱
下つ意和根の宮柱 機織りの舩の帆を張るマスト(益人)
曲がらぬマスト(益人)の帆に当たる風 風の吹くまま成答(鳴門)を渡る
意成帆(稲穂)に当る神風は 意成理(稲荷)の気通根(狐)が運び来る
頭を垂れて我が身を捧げる 意根(稲)を積みたる舩たれば
渦に巻かれる事も無く 成答(鳴門)の渦を渡りゆく
成答(鳴門)の渦を巻き起こす 天鈿女(アメノウズメ)が舞(真意)踊る
渦の真中の芯(真)を出し 言答(岩戸)を開く裸身(羅針)の舞(真意)姫(秘め)
裸身(羅針)舞えども芯は動かぬ けっして動かぬ真中の芯(神)
裸身(羅針)に心奪われて 成答(鳴門)の渦に沈まぬように
ひふみ神示 五十黙示録 五葉之巻 第二帖
霊界に方位はない、人民は東西南北と申してゐるなれど、今に東の東が現れてくるぞ。霊界では光のさす方が北ぢゃ、その他の東西南北は皆南ぢゃ、北が元ぢゃ、北(基田)よくなるぞと申してあろうがな。鳴門(ナルト)の渦巻を渡る時はカヂをはなして、手放しで流れに任せると渡れるのであるぞ、カヂをとると同じ処をグルグルぢゃ。カヂをはなせる人民少ないのう。何んでも彼んでもカヂをとって自分の思ふ通りに舟を進めようとするから大変が起るのぢゃ、渦にまかせる時はまかさなければならんぞ、ナルトの仕組の一面であるぞ、大切ごとぞ。
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