『聖母マリアと玉依姫』~前回の問いかけからの答え 《癒奏術・水火土の章》
ある時、天上で雷鳴が轟き 一本の「丹塗矢」が降ってきた。
その矢が小川で身を清めていた「玉依姫」のもとに流れてきた。
その「丹塗矢」を玉依姫は持ち帰り、大切に祀り就寝したところ、玉依姫は懐妊して男児を産んだ。
その子が元服を迎えた折に祝宴が開かれ、玉依姫の父である「賀茂建角身命」がその子に『父と思う神に盃をすすましめよ』と言うと、その子は『我が父は天津神なり』と言い、盃を天に投げるや雷鳴が轟き、雷鳴と共に天に昇ってしまった。
玉依姫が産んだ御子神【賀茂別雷命】の物語である。
【知】という文字がある。
これは「矢」と「口」からなっている。
口から放たれる矢・・・つまり「言葉」である。
また、「口」の部分は本来「盃」を現すものである。
これは「神託を得る」ということで『知る』となるわけである。
「玉依姫」の処女懐妊と出産、そして御子神の昇天は、「神の御言」という「神託」によって神が「産まれた」ものであり、「玉依姫」が禊ぎをして神託を受け、「賀茂建角身命」が御子神に問いかけたものは『審神者(サニワ)』そのものである。
聖母マリアの処女懐妊と出産は、およそこの通りであろう。
神託により「イエス」に「メシア」の『お役』を授けた。
それは「知」を授けたということであろう。
そして、その「知」の元となる「言葉」が「イロハ四八音」である「ヨハネ(四八音)」
賀茂は神(かも)である。
賀茂別は「神を別け」であり、雷は「神鳴り(成り)」であり、命は「御言」
「別」は身を削ぎ肉と骨をわけること。
肉は「言葉」であり「知」である「ヨハネ(四八音)の福音」
つまり『神の御言を別け与え神と成る』
聖母マリアの「神託」により、そうしてイエスは「キリスト(メシア)」として産まれた。
イエス自身「神人合一」したのであろう。
火と水の結び
|(火・霊)とー(水・肉体)結んで十(火水・神)であるというのがイエスの本来の教えである。
丹塗矢は「火(霊)の矢(言)」の意
神の「お告げ」であり「導き」である。
その神の御言を受け取りお役を与える(片親で産む)「玉依姫」
聖母マリアは神の御言を受け取り神を産む「玉依姫」なのである。
・・・
導きとは、まこと「雷」のようなものである。
「雷」が落ちる如くに「知」という文字が落ちてきた。
それと同時に「知」の文字の意味へと導かれ・・・・
昨日の「問いかけ」に「答え」が来たわけである。
これが「言答(いわと)」が開けた状態であり、「イエス」も語っていたであろうことであるはずだ。
0コメント