『泥海』~今ここにある世界 《癒奏術・水火土の章》




ごく普通にマッサージに訪れる若いお客さんに対して、時折【Yuragi桜傾】(次元上昇)のヒーリングをすることがある。

そして、そのたびに愕然とする。



この2~3年の間、自分の意思とは無関係に、ただただ巻き込まれてしまった若い子達は、根が純粋で善人であるがゆえ巻き込まれてしまった。

落ち行く鳴門の渦に巻かれて、自分の「霊」が『泥海』の中を漂っていることを知らない。



【Yuragi桜傾】により相手の魂のほうへ移行すると、ほとんどの場合『闇の中』である。

その闇は『暗がり』ではなく『泥海』の渦に巻かれて「真っ暗」な中を彷徨っている。

「守護神、守護霊は何処だ?」

探しても問うても「応え」が無い。

守護神自身も『渦』に巻き込まれてしまって、自分の所在も定かではないだろう。


引き上げようとしても『上がらない』

やむなく渦から「離脱」させるため【Yuragi冥月】で今度は「沈めて」みるが、沈めたところもやはり『泥海』なのである。


そのような状況では、そこでやれることは少ない。

気付けば自然と『泥』を吸い出していた。

だが、吸い出せど吸い出せど尽きない。


『自分で気付くしかない』


そんな言葉が流れ込んでくるが、ではどうすれば気付けるのだろうか?



その者の『魂』の問題・・・と言ってしまえばそれまでである。


だが、その『魂』がここへ導いてきたのなら、それに応えてあげたいと思う。

すこしでも「気付き」が得られるよう、溜まった『泥』を吸い出して、すこしでも軽く出来たなら、ゆとりを作れたなら、「気付く」ための光が差すかもしれない。



最後は自分で足掻いて抜け出すしか無い。

ただ、抜け出さなければならない状況であることに気付けなければ、抜け出すことは出来ない。

いくら手を引いてもすぐに沈んで行くのである。



刻々と状況は変化し続けている。

去年と今年では違う。

先月と今月でも違う。

それほどに変化は早い。


かつての昔のように「段取りをくんで・・・」などとやっていても、段取り通りに進まないのは明らかである。

その時その時に気付いたこと、思ったことを行動しておかなければ、「その時」はあっという間に過ぎて行き、もう「その時」は来ないだろう。



瞬間瞬間、逡巡せずに行動しておかなければならない時となっている。

三密、三密と散々言っていた時は「今ここ」にある。

世界は既に『泥海』の只中にある。





ひふみ神示 梅の巻 第十四帖

日本には五穀、海のもの、野のもの、山のもの、皆人民の食ひて生くべき物、作らしてあるのぢゃぞ、日本人には肉類禁物ぢゃぞ。今に食物の騒動激しくなると申してあること忘れるなよ、今度は共喰となるから、共喰ならんから、今から心鍛へて食物大切にせよ、食物おろがむ所へ食物集まるのぢゃぞ。ひたすらに神にすがりてお詑びせよ、それより他に今は道なし。外国を日本の地面にせなならん、日本とにほんと取違ひすな。何事も神第一ぞ、神よそになすこと云ふことスコタンばかりぢゃ。分け隔てあると思ふは我が心に分け隔てあるからぢゃぞ、世界中のそれぞれの国、皆、氏神様、産土様、愈々天の命令通りにかかり下されよ、もう待たれん事に時節参りて居るぞ、世界の人民 皆泥海の中に住んでゐるのぢゃぞ、元の水流して清めてやらねばならんなり、泥水を泥水と知らずに喜んでゐるので始末に困るぞ、清い水に住めん魚は誠の魚ではないのぢゃぞ。つらい役は因縁のミタマに致さすぞ。心得なされるがよいぞ。