松の世 《癒奏術・芙蓉の章》




神祀り 祀りたはずが 纏られし

祈りて意乗り 天女の羽衣


神世では 我が魂(たま)意乗り 天女が羽衣


この世で神が 動けぬように

神世で我は 動けぬ道理


神世で為すは神の意志 現世(このよ)で為すは我(われ)が意志


祈りと祀りの和合の理 神の羽衣 人の羽衣





中枝の 世の霊人の 傲慢さ

我善し御魂が 当たり前の世


祈り祀りを 忘れた御魂

ゆえに意乗らず 纏らわぬ


我善し御魂 途切れた結び

未だ迷いて 諦め心


縦糸に 通らぬ横糸 機成らず

和合の羽衣 纏えぬ御霊(みたま)




鳴門の渦は 富士の山 纏り縫いの 入口出口

祀りて纏ろう 結びの赤糸

祈りて意乗る 鳴門の貴船


祈り祀りが無かりせば 鳴門の渦は 大祓(おおはらい)

手放し出来ぬ 迷いの霊人


我善しの舵(加持) 放せぬゆえに 纏いつきたる濡れ落ち葉

盆に乗せられ 纏いつく 彷徨う死者と 変わらぬ心


迎え待ちても待ちぼうけ 我善しゆえに待ちぼうけ





松の世は 待つ世であれど 待つ世で無し

待つは我のみ 思うが我善し


松の世は 待ち合わせして めぐり合う

人待つ 霊待つ 神も待つ



待つ神と人 待ち合わす 中枝の世の ハチ公前




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