【癒奏術】~指先に広がる菩薩境




指先に 触れる世界は 観世音

指先で観て 指先で聞き 指先で味わい 指先で嗅ぐ

五感の岬は五本の指先 触れた先に広がる世界



指先は 五感を彼岸へ 連れ行く標(しる)べ



表に現る言事(コトコト)は 嘘と誠が入り乱れている

されど裏には誠の姿 言(事)の葉の裏に 潜んだ誠

真言(事)を見抜く観世音 嘘偽りのコト(〇)の中には

必ず真(・)が隠れてる 観音菩薩に誠(⦿)は映る



神を偽る禍霊(まがひ)に邪霊 神の素振り(〇)をしたれども

隠れた醜き魔(・)が映る 『真経津の鏡』は『浄玻璃の鏡』

閻魔の前で偽りは利かぬ 嘘偽りを重ねるほどに

醜き亡者の姿が映る 目で聞き耳で見る聖(ひじり)




彼岸へ至る三昧地(さんまいち) 一本道の奥の細道

進んだ先に広がるは 観世音の菩薩境

芸術すればするほどに 芸を深めれば深めるほどに

奥の細道のその先で 観音菩薩と変化する



観音菩薩と変化したれば 色即是空の彼岸へ至る

彼岸の先の奥の細道 進みて神世の道を見る

色即是空は識即是空 空即是色は空即是識

阿頼耶識なる神の業 神即是霊 霊即是神




心霊という念の霊 神霊という阿頼耶識の霊

同じに非ず 別に非ず 霊は同じであるなれど

念と識の格の違いは 一目瞭然たる事実

湧き出でる雲のような念 神の識は降り注ぐ甘露

御言の響きの波の調べは 観世音には一目瞭然





神を歪めた三千年 念を凝らして神生む世界

犬神 式神 管狐(クダギツネ) 人の恨みの祟り神

怨嗟の念を神と崇めた 三千年の岩戸閉め



凝り過ぎた霊は悪鬼と化して 大蛇(おろち)の大渦巻き起こす

天の益人(ますひと)の犯した罪 穢れとなりて霊となり

人に懸かりて九分九分九厘 霊懸かりたる世界の喰霊(ハタレ)

欲の妄執 大蛇の大口 世界を飲み込む八岐大蛇(ヤマタノオロチ)

流され付き従う人々は 大蛇の一部と化した霊懸かり



九分九分九厘の霊懸かり 彼岸の先でも霊懸かり

その身 その霊(ひ)に悪鬼が凝りて 醜き姿と変わりゆく



崇める神のその姿 悪鬼蛇霊に獣の霊

懲りた怨嗟の念の霊に わが身の衣を捧げた人々

悪霊懸かりの霊留(ひと)の姿は 餓鬼畜生の地獄界

人の道へと戻るには 修羅場を過ぎねば上がられぬ



修羅を統べるは阿修羅神 地獄から上がり菩薩と成った

修羅の道を歩まねば 人にも戻れぬ有り様の世界

ゆえに迎える大峠 超え行く者と留まる者を

分け行く次元の時の頂(いただき) 弥勒世界の示現の仕組み

大蛇の腹から神を生む 神素戔嗚の示現の仕組み




弥勒成就の示現神 誓約(うけい)で生まれた八王子

木花咲耶と乙姫殿で 十の柱の陰陽神

結びて夫婦の五柱の神 五元 五感 五本指

指先にある弥勒の世界 五六七と続く次元の細道

三四五(みよいづ)結び 五六七(みろく)を結ぶ





観世音の癒奏術 此の世と彼の世を結ぶ機織り

五本の指に宿る伊豆能売(いづのめ) 五柱の神が五元を紡ぐ



言事(コトコト)紡ぐ琴の音色は 観世音の響きの調べ

此岸彼岸の瀬にて機織る 瀬織津姫の旋律の調べ



禊ぎ祓いて浄めなば 次元の頂(いただき)超えられませぬ

悪鬼邪霊を背負いたままで 峠を越えれるわけは無し

次元の峠は閻魔の門 浄玻璃の鏡で穢れを映し

悪鬼邪霊を祓い浄めて 綺麗になったら通りゃんせ



そこから先は奥の細道 三昧境地の一本道

色とりどりの芸の道 種種別別の技の道

誠の柱の一本道で 芸術三昧おのれを高め

頂き超えるほどに高まれば 菩薩世界の五六七(みろく)へ至る





天下分け目の大峠 誠でなければ超えられぬ

嘘偽りは霊懸かり 羅生門にて斬られ候

裸一貫 身ひとつで 弥栄を生み出す芸の技

それこそ神の御業(みわざ)なり 磨いて輝き放つ道

我が身の花を咲かせる道 華厳の道を進まれよ




悪鬼邪霊と成りた神 背負いたままでは行けませぬ

神を下して裸一貫 手ぶらで行く者 誠の神が

必ず迎えにやって来る それまで一途に進まれよ

道草 脇道 折れず曲がらず 一本道を真っすぐ進め






ひふみ神示 黄金の巻 第八十三帖

光る誠の行をさしたら、皆 逃げて了ふから、ここまで甘くして引張って来たなれど、もう甘く出来んから、これからはキチリキチリと神の規則通りに行ふから、御手柄結構に、褌しめて下されよ。この世は神の国の移しであるのに、幽界から移りて来たものの自由にせられて、今の体裁、この世は幽界同様になってゐるぞ。地は九二(クニ)のやり方せねば治まらん。早う気付いた人民から、救ひの舟を出して下されよ。これと信じたらまかせ切れよ。損もよいぞ。病気もよいぞ。怪我もよいぞ。それによって めぐり取っていただくのぞ。めぐりなくなれば日本晴れぞ。今がその借銭済しぞ。世界のめぐり大きいぞ。真理は霊、芸術は体であるぞ。正し芸術から神の理(みち)に入るのもよいぞ。説くのもよいぞ。芸術の行き詰りは真理がないからぞ。芸術は調和。七つの花が八つに咲くぞ。



五十黙示録 星座之巻 第二十一帖

言葉は生れ出るものぢゃ。先づ言葉され、歌となり、文章となり、又絵画となり、彫刻となり、建築となり、又音楽となり、舞踊となり、あらゆる芸術の元となるのであるぞ。神に通ずればこそ、愛であり、真であり、善であり、美であり、喜びであるぞ、喜びなきものは芸術でないぞ。今の芸術は死の芸術、魔の芸術。




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