【神風】 ーKAMIKAZEー
水星が司るものは「情報」や「経済」といった「流れる」もので、それが流れ巡ることで「生」が「生」たり得る。
水が「流れ」風が「流れる」ように、季節が「巡る」ように、生命の物質的な「維持」のための巡り・・・
それが水星の役割である。
金星が司るものは「指針」であり「基準」であり「法」であるところの「体系」という「型」である。
五元素、五感、五体、五臓など、基本的な「体系」となるものが金星の役割である。
火星が司るものは「情熱」や「意思」といった、その時その時の「原動力」であり、「エネルギー」そのものである。
そこから発動されるエネルギーによって、「生」という「在り方」に「命」という「価値」が吹き込まれ「生命」となり「生き様」となるのである。
木星が司るものは「夢」や「希望」などの大きな「目標」「目的」となるもので、生命が目指す「目標」「目的」を表す。
「今何がしたい」ということではなく、「このような人生にしたい」という「個」の「生命」の「在り方」の『連続性』であり、それはつまり「表現」でもある。
土星が司るものは「地盤」であり自分が立つ大地たる「足下」であるもの。
自分が立っている「場所」や「要素」であり、自分が所属する地域であるもの。
それはつまり、自分の水星、金星、火星、木星の「要素」が所属する(含まれる)「場」という『地盤』となる「場」である。
天王星が司るものは「縦」の「進化」である。
水星、金星、火星、木星、土星という一つの「枠組み」の円環の流れを「縦」に動かし、単なる「円環」を「螺旋」とするものである。
進化の先に「残る」べきものを「ふるい分ける」ため「縦」の揺さぶりを起こすわけである。
海王星が司るものは「整理」であり、天王星により起こる「ふるい分け」で、「進化」の先に「不要」なものを「溶かして」ゆき、そこから次に必要な新たな「要素」が抽出される。
冥王星が司るものは「存在」の根底にある「理」であり、生命に於いては存在の「基準」となる「律」は、木が木である、鳥が鳥である、魚が魚である、人が人である・・・という「存在」の「根元」であるもの。
月が司るものは「映す」こと、「反映」することであり、陰陽、内外を映す「鏡」である。
内にあるものが外に映り現れ、外にあるものが内に映り現れる。
満ち欠けがあるのは「波」がある現れであり、波の多寡で「映り」そのものが変わる。
心とは陰陽、内外、霊身の「境界」であり、「月」そのものでもある。
2019年3月6日に天王星が牡羊座から牡牛座へ移動して、「天王星牡牛座」時代がスタートした。
この年に始まったことといえば『令和』である。
「令」とは「法」
つまりは「法和元年」ということになる。
前回、天王星が牡牛座にあったころは「第二次大戦中」であった。
世界中が「無法」となっていた時代である。
では今はどうか?
形は違えど同じ状況が現出している。
そして、天王星が次の双子座へ進んだ時、日本は敗戦後でありアメリカによって「憲法」が制定された。
つまり、現在はこれらの周期が一巡して「天王星」という縦の揺さぶりが入り「一段先」へ進もうとしている時である。
法の秩序が壊れ、新たな秩序が形成される「手前」なのである。
この時このタイミングで「生前譲位」を行い新元号に「令和」と命名された。
この「星の恵み」は日本だけでは無い。世界中同時に起こっていることである。
第二次大戦当時と同じ現象が今、現出しているのである。
当時、日本が大戦に挑んだのは、自らの「法」を通すためであったはずである。
それは「我欲」ではなく「秩序」のための戦いであったはずである。
恐らく「勝って」いたら世界の秩序は少しは違っていたであろう。
だが負けた。
ゆえに「法」と「秩序」の「煮え湯」を「呑まされた」わけである。
『それを新たにする』
「令和」という元号にはそんな思いが隠されている。
だが、日本は「一枚岩」ではない。
後醍醐天皇の頃から続く「南北朝の対立」が未だに続いている。
大戦の帰結もその「ひび割れ」ゆえの内輪もめの帰結であろう。
それが「令和」で「和して」くれていればいいが、そうではない動きが見て取れる。
明治維新で権威を奪われた北朝が、再び表に出ようとしている動きが見て取れるほどに表れている。
出雲と伊勢は「和した」と聞く。
しかし、南北が割れていれば再び同じ悲劇を招くだろう。
天王星が双子座に移れば、「新たな流れ」が生まれ始める。
その根底にあるものは「天王星牡牛座」時代に変化した「体系」によって変わる。
そして変わるのは「法」や「秩序」だけではない。
五体、五臓、五感・・・・つまり「身体」に関するものも「体系」が変わる。
かつては「食」が大きく変わった。
そして、今の現実を見渡せばわかるとおり、現在は「医療」が混沌となっている。
それは、次の時代への「体系」の変化の中にあるということである。
ただただ「変わりゆく」ものを眺めているばかりで、気がついたら「占領統治」を繰り返す「体系」が出来上がってしまっているということになるだろう。
かつて日本は抗った。
それとも「抗っても無駄」として流れゆくか・・・
そこへ根底にある「理」を揺るがすために2023年に冥王星が水瓶座に入る。
これを「恵み」とするか「恐れ」とするかは自らの「意思」次第である。
その「意思」の沸き起こる源泉である「夢」や「希望」は何であるのか?
自らに問うまでも無く出ているのか?
木星は今「海王星」で「整理」をしているところである。
土星は冥王星と交代するように2023年の3月まで水瓶座で揺さぶり続けている。
さあ、自分が今すべきことは何であるか?
今、世界を見渡して自分はどう「在る」べきか?
『チャンスは前髪にしかない』のである。
桶狭間を通過する今川軍を震えながら「待つ」だけなのか、それとも「打って出る」のか・・・・
今の数年がこの先の200年を決定づけるのである。
今は『風の時代』である。
より「強い風」が「風見鶏」を動かす。
だから『風』となれ。
【神風】となれ。
もし【神風】となるならば、喜んで【龍】を授けよう。
喜んで【神】へと導こう。
800年前の風の時代は「元寇の変」が起きた時代。
【神風】がモンゴルを押し返したときである。
モンゴル軍を押し返したのはただの風に非ず。
人が団結し【神風】となって押し返したのである。
だから【神風】となれ。
もし【神風】となるならば、喜んで【龍】を授けよう。
喜んで【神】へと導こう。
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